Second Lifeはオンラインゲームなのか?

2018年9月29日土曜日

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オンラインゲームはIT用語辞典によると
オンラインゲームとは、インターネットなどのネットワークに接続してプレイするゲームの総称である。 オンラインゲームでは、遠隔地のプレイヤー同士で対戦したり、協力したりしてゲームを楽しむことができる特徴がある。
という説明ができる。



Second Lifeもそういう意味では、ネットワークに接続したゲームということもできるかもしれない。でも一般的なゲームとの違いは、ゴール設定がないことだろう。このことがSecond Lifeはつまらないといった評価につながる要因だろう。

Second Lifeには倒すべき敵もいなければ(いる人もいるかもしれないがw)
レベルを上げることもないし、課金してレアなアイテムを集める必要もない。
自由な世界がただあるだけだ…

ゲームというよりはシュミレーターといった方がしっくりくるかもしれない。
アバターといえども人間であることには変わりない。
そんな人間が集まれば、コミュニティができ、
経済活動が行われ、いざこざも時には起こるかもしれない

そんな中で、ゲームの神様が与えたようなゴールなんかはなく、
現実と同じ、ゴールは自分で作らなければならない世界である。

第二の人生といってしがらみのない理想の世界を求めてみたけど…
SLの人間関係も疲れる…
なんてことも起こるかもしれない…

それをつまらないとするか…
それも含めて楽しい出来事とするかで
このSLの評価が大きく変わってくるのではないか?

SLは現実に似たお金を媒体としたコミュニケーションもとれる点が他のゲームなどとは大きく違う。
現実では、とてもじゃできないお店への投資だって、多少のコストはかかるものの気軽にできてしまう。
土地を買うのだって、現実のそれと比べればとても安いものだ。
「少ないリスクで現実のそれに近いことができる」
というのがSLの醍醐味ではないだろうか?
SLの長所でもあるコミュニケーションツールと、何でも作ろうと思えば作れる環境が相まって、他のゲームでは味わえないシュミレーションができる点はとても面白いと思う。
簡単なテストマーケティングの練習場としても面白いんじゃないだろうか。

現実にも近しい世界で現実とは違うのは
SLは何度だって失敗してもいいということ。リスクが0ではないけど現実のそれとは比べ物にないくらい小さくすることができるというのは実に面白い。

個人的には、SLのいい点も悪い点もちゃんと知ってもらって
SLを楽しんでくれる人が増えたらいいなと思う。

今回は取り留めない話だけどSLについて昔から感じたことをちょっと真面目に振り返ってみた